郷土料理

大和まなと薄揚げの煮もの

特徴 「大和まなと薄揚げの煮もの」は、大和の伝統野菜である大和まなを使用した家庭料理である。大和まなは、アブラナ科の野菜であり、「古事記」に記載されている「菘(すずな)」をルーツとする古くから食されてきた「ツケナ」の一種である。癖のない味で歯ごたえも良く、さまざまな料理に使用されているが、特に大和まなを使った薄揚げの煮ものは、地元の家庭料理として親しまれている。
歴史 スーパーマーケットなどにはほとんど出回っていなかったが、平成17年(2005年)に奈良県地域結集型研究開発プログラムによって品種改良が進み、平成21年(2009年)10月に新品種「夏なら菜」「冬なら菜」が発表され、今では広く流通するようになってきた。