郷土料理

ふき俵

特徴 大和高原地域では、田植えの始まりの日を「さびらき(早苗開)」といい、「ふき俵」をつくり、神棚などに豊作を祈って供える。田植え始めの日につくるので「さびらきごはん」、「大豆ごはん」ともいう。ふきの葉で包むため、ふきの香りが移りおいしくなる。ごはんと一緒に炊く大豆は「大きくまめに育つように」との思いが込められている。かたちが米俵に似ていることから「ふき俵」と呼ばれる。
歴史 田植えする田の畦に苗とふき俵をそれぞれ12個ずつ並べて供え、家族みんなで手を合わせてその年の豊作と田植え期間中の作業安全をお祈りをしてからその場で食べ、その後田植えをおこなう。