半夏生餅(はげっしょもち)
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特徴 | 大和平野では、田植えを終え農作業がひと段落つく7月上旬に、もち米と、つぶし小麦を蒸しあげ餅つきをし、きなこをまぶして食べる風習があります。一度にまとめてつき、大きな鉢に入れておき、しゃもじや箸で少しずつ取り出してはきな粉をまぶして食べていました。食感はもち米だけでついたものより、粘りが少なく、蒸し暑い季節に胸焼けしにくいこのお餅が好まれていました。 |
歴史 | 県民俗博物館の資料によると室町時代からこの風習があったと記されています。田植えを終え、田の神様に供えて豊作を祈り、田植えの無事に感謝しながら食べるのが習わしだったそうです。しかし、小麦を栽培する地区が減り、50年ほど前には半夏生餅が作られなくなっていました。最近では、半夏生餅の風習を集落ぐるみで復活させている地区もあり、毎年の恒例行事となっています。 |