奈良を知る

大和肉鶏(やまとにくどり)
「大和かしわ」のかつての名声を取り戻そうと美味しさにこだわって奈良県が造成した品種。選りすぐりの3品種を掛け合わせ、コクと旨み、程よい締まり、適度な脂肪分を実現したのが大和肉鶏だ。

主な産地 奈良市、五條市、宇陀市、高取町、大淀町
主な季節
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
特徴 弾力性のある食感が特徴的。適度な弾力と柔らかな旨みがある。大和肉鶏指定配合飼料を与え、120日以上もの長期間にわたって飼育される。その肉質は高く評価され、地域団体商標にも登録されるなど、高品質地鶏としての位置を確立している。

<知恵袋> おいしい食べ方
大和肉鶏は、弾力性のある食感が特徴的。適度な弾力と柔らかさ、旨みがある。料理全般になじむが、火を通しすぎると身がギュッと締まり、硬くなってしまうので、あまり火を通さずに食べるのがおすすめ。最近の調査では、抗疲労効果のあるイミダゾールペプチドが多く含まれることがわかってきた。美味しさだけでなく、その機能性にも注目したい。
歴史 「大和かしわ」のかつての名声を取り戻そうとおいしさにこだわり、奈良県が造成した品種。名古屋種、ニューハンプシャー種、シャモを掛け合わせた三元交配の品種。地鶏肉の日本農林規格(特定JAS規格)の条件である血統・飼育期間・飼育方法・飼育密度等を満たしている。