金時人参
濃厚な赤色が特徴の、お雑煮やおせち料理に欠かせない食材
主な産地 | 奈良市、大和高田市、大和郡山市、天理市、橿原市、桜井市、五條市、御所市、生駒市、香芝市、葛城市、宇陀市、山添村、平群町、三郷町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、田原本町、曽爾村、御杖村、高取町、明日香村、上牧町、王寺町、広陵町、河合町、吉野町、大淀町、下市町、黒滝村、天川村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村 |
---|---|
主な季節 |
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
|
特徴 | 濃厚な赤色をしており、柔らかく甘みが強いのが特徴。栽培に時間がかかり、冬場に旬を迎える。 関西の雑煮は「角が立たず円満に過ごせるように」と縁起をかつぎ、大根や人参、里芋を輪切りで入れるが、金時人参も大和の雑煮に欠かせない食材のひとつだ。 「金時人参」の名前のルーツは諸説あるが、一説によると平安時代の武人 坂田金時に由来していると言われている。坂田金時は、源頼光にその力量を認められ、四天王の一人となった人物で、昔話に出てくる「金太郎」のこと。力をこめると顔が真っ赤になったことから、赤い野菜に「金時」という名がつけられるようになったそう。 |
歴史 | 西洋人参が16世紀頃に日本に伝わるまでは、金時人参など東洋系の人参が主に栽培されていたが、栽培の難しさから、序々につくりやすい西洋人参が栽培されるようになった。 |