奈良を知る

柿(かき)
〔カキノキ科カキノキ属〕 
奈良の柿の歴史は古く、「正倉院文書」にも記録が残る。果実だけではなく、柿渋や柿のへた、柿の葉すしの葉など、捨てるところのない果樹として古くから愛されてきた。

主な産地 天理市、五條市、御所市、下市町
主な季節
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
特徴 奈良県は全国第二位の生産量を誇る大産地だが、最大の特徴は出荷期間の長さにある。生産量日本一のハウス栽培や冷蔵保存技術と複数の品種を組み合わせ、7月〜1月の半年間柿を出荷することができる唯一の産地である。甘味と食感をダイレクトに感じることができる。熟し具合によっても味や食感が変わる。

<知恵袋> 渋柿
刀根早生などの渋柿は、渋抜きをすると生の果実のままおいしく食べられる。スーパーに並ぶ渋柿(干し柿用除く)は、すでに渋抜きされているもの。家庭で渋抜きをする場合は、柿のへたを焼酎に浸してビニール袋に入れ、温かい部屋で数日置くとよい。
歴史 奈良の柿の歴史は古く、「正倉院文書」にも記録が残る。