奈良を知る

ぶどう
〔ブドウ科ブドウ属〕 
「古事記」で最初に記述のある果物であり、高松塚古墳出土の海獣葡萄鏡の文様など、ぶどうの歴史は古い。本格的な生産は、明治以降の新品種導入からだ。

主な産地 天理市、五條市、平群町、明日香村、河合町、下市町
主な季節
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
特徴 ぶどうの赤や黒の色素はアントシアニンというポリフェノール。種子にも別のポリフェノールがあり、ワインに深みを与える渋みのもととなっている。
デラウェアは小粒で程よい酸っぱさと甘みのバランスが取れた味わいが特徴。巨峰は大粒で甘みが強く優しい酸味があり「ぶどうの王様」と呼ばれている。

<知恵袋>
ぶどうの赤や黒の色素はアントシアニンというポリフェノールだ。種子にも別の種類のポリフェノールが多近年は健康機能性が研究され、その成果が期待されている。近年は健康機能性が研究され、その成果が期待されている。
歴史 県内には明治末のデラウェア導入から栽培が始まった産地が多い。その後、昭和30年代に種なしぶどうが誕生し、一世を風靡する。現在はデラウェアのほか、シャインマスカットなど美味しく多彩な品種が生産されている。また、令和4年には奈良県で初のワイナリーが設置され、ワイン用のぶどう栽培も行われている。