すいか
〔ウリ科スイカ属〕
県内で本格的にすいかの栽培が始まったのは明治時代。現在でも全国のすいかの多くが県内の種苗会社で品種改良された種子から作られている。
主な産地 | 奈良市、大和高田市、大和郡山市、天理市、橿原市、桜井市、五條市、御所市、生駒市、香芝市、葛城市、宇陀市、山添村、平群町、三郷町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、田原本町、曽爾村、御杖村、高取町、明日香村、上牧町、王寺町、広陵町、河合町、吉野町、大淀町、下市町、黒滝村、天川村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村 |
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主な季節 |
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
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特徴 | 奈良県が品種改良を積極的に行い、育成した「大和」種が人気を博し、大和西瓜はブランドになっていった。現在でも全国のすいかの多くが県内の種苗会社で品種改良された種子から作られている。 |
歴史 | すいかはアフリカが原産地で、ヨーロッパ、シルクロードを通り、中国を経て日本へと伝わった。奈良の川西町の糸井神社には、およそ150年前に奉納された絵馬に、たるで冷やしたすいかを切り売りする祭りの様子が描かれていることから、販売用のすいかが栽培され、庶民の食べ物であったと考えられている。 すいか栽培は奈良の風土にあっており、明治から大正時代にかけて広く栽培されていた。奈良ですいかの栽培が盛んになったのは江戸時代末期。当初は、「権治」と呼ばれるすいかが栽培されていました。その後、アメリカ・カリフォルニア大学から導入された「アイスクリーム」と呼ばれる品種と自然交配し、奈良県産のすいかとして「大和西瓜(やまとすいか)」が誕生。これが、近代まで続くすいか品種の基礎となったといわれている。 |