奈良を知る

祝だいこん(いわいだいこん)
〔アブラナ科ダイコン属〕 ☆雑煮に用いるスマートだいこん☆ 
昔から奈良をはじめ、関西地方で親しまれている雑煮用の直径3cmほどの太さのだいこん。年末の店頭には欠かせない食材だ。

主な産地 奈良市、桜井市、葛城市、宇陀市、吉野町
主な季節
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
特徴 関西では、雑煮の食材は「角が立たず円満に過ごせるように」という縁起をかつぎ、輪切りで使われるため、雑煮専用に細いだいこんが作られている。
大和の雑煮は、円満を意味した輪切りのだいこん、人参、里いもと、角を削ぎ落とした豆腐を白みそ仕立てにする。だいこんは「四十日大根」から選抜した系統を用い、直径3㎝ぐらいで収穫される。このスマートさが最大の魅力。出荷は、お正月前の12月下旬がピークとなる。
歴史 古くから奈良をはじめ、関西地方で親しまれている雑煮用のだいこん。お正月の雑煮用として流通していた「雑煮だいこん」を大和野菜認定を機に、縁起の良い「祝だいこん」とした。