奈良を知る

だいこん
〔アブラナ科ダイコン属〕 
煮物やおでん、だいこんおろし、酢の物、サラダ、漬物など様々な料理に利用される代表的な冬の食材。

主な産地 桜井市、宇陀市、下市町
主な季節
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
特徴 秋から冬にかけて一番みずみずしく美味しくなる。葉に近い方が甘みが強いので、サラダでも食べられる。煮物やおでん、だいこんおろし、酢の物、漬物などさまざまな料理に利用される冬の食材。奈良県では丘陵地や大和高原の畑地を中心に栽培される。
歴史 だいこんは、大和言葉で「おおね」と呼ばれて、日本に定着した。
古事記の中で、5世紀の仁徳天皇に歌われただいこんは、奈良時代の762年には、ひと束が米一升と等価だったという高級野菜。
おおねに「大根」の字を当てたのは、平安時代の「和名抄(わみょうしょう)」(922~930年)。人々の嗜好(しこう)にあわせて様々な品種改良が行われてきた。