結崎ネブカ(ゆうざきねぶか)
〔ヒガンバナ科ネギ属〕 ☆翁の能面と一緒に天から・・・☆
観世能の発祥地・川西町結崎地区には、室町時代に翁の能面と一緒に天から降ってきたねぎを植え、結崎ネブカになったという言い伝えが残る。葉が柔らかいので、煮炊きすると、とろっとした食感と甘味があり、美味しい。
主な産地 | 川西町 |
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主な季節 |
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
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特徴 | 根深は白ねぎを指す呼称だが、結崎ネブカは、柔らかい食感が特徴的な葉ねぎ。すき焼きなど煮炊きするとトロッとした食感と甘みがある。 |
歴史 | 川西町結崎には、室町時代に翁の能面と一緒に天から降ってきたネギを植えたという伝説がある。能面が落ちた地には「面塚」があり、川西町は観世能発祥の地としても知られる。川西町は江戸時代からネギの名産地として知られていたが、やわらかく葉が折れやすいため、戦後、市場から姿を消す。 その“幻のネギ”を、2002年の町おこし事業をきっかけに一農家に残っていた杯半分の種から復興した。こうした伝説、物語も一緒に味わってもらいたい。 |