奈良を知る

なす
〔ナス科ナス属〕
夏秋野菜の主役であるなすは、奈良の主要野菜の一つ。県内では、主に中長卵形で紫色のなすが栽培されているが、直売所等では、色も形も様々ななすが販売されているので、食べ比べてほしい。

主な産地 奈良市、大和高田市、大和郡山市、天理市、橿原市、桜井市、五條市、御所市、生駒市、香芝市、葛城市、宇陀市、平群町、三郷町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、田原本町、曽爾村、御杖村、高取町、明日香村、上牧町、王寺町、広陵町、河合町、吉野町、大淀町、下市町、黒滝村、天川村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村
主な季節
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
特徴 県内では主に中長卵形で紫色のなすが栽培されているが、直売所では色も形もさまざまな茄子が販売されている。なす特有の紫色はアントシアニンの一種のナスニンという色素によるもの。抗酸化作用があるといわれている。

<知恵袋> おいしい食べ方  
2~3分でできる簡単なお好み焼き風のなす。輪切りにしたものを並べて、その上にマヨネーズをかけて電子レンジで加熱。その上にお好み焼きソーズを塗って、カツオ節と青のりをかけていただく。
歴史 奈良県は全国でも有数の産地である。県内の広範なエリアで栽培されている。
「正倉院文書」になすを献上したという記載があることから、奈良時代にはすでに栽培されていたことがわかっている。