奈良を知る

ひもとうがらし
〜〔ナス科トウガラシ属〕 ☆奈良オリジナルとうがらし☆ 太さ5mm程度の細身で長い形状の、皮が柔らかい、甘味種のとうがらし。〜

主な産地 五條市、田原本町、吉野町
主な季節
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
特徴 その名の通り、細くて長い形状から「みずひきとうがらし」とも呼ばれる。濃緑色で皮がやわらかく、甘味が強い。郷土食としては、佃煮などの煮物に、炒め物や揚げ物に。近年では和食以外にイタリアンやフレンチなどにも幅広く利用されている。同種の野菜、ししとうと比べて、ビタミンC、βカロチンが豊富。全国各地で辛味、風味、形状が異なるさまざまな地方品種が栽培されるとうがらし類の中で、「ひもとうがらし」は奈良オリジナルとうがらしとして注目されている。熱を通すと、柔らかく甘みが増すので、天ぷら、炒め物、つくだ煮などにして食べるのがお薦め。
歴史 古くから自家消費用として作られており、夏になると直売所で売られることが多い。郷土食として、佃煮や煮物、炒め物や揚げ物に利用されてきた。