奈良を知る

大和三尺きゅうり(やまとさんじゃくきゅうり)
〜〔ウリ科キュウリ属〕 ☆通常のきゅうりの倍の長さ☆ 奈良のきゅうりの代表格であった大和三尺。今では生産量は少ないが、奈良漬として楽しめる。〜

主な産地 奈良市、大和郡山市
主な季節
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
特徴 通常、流通しているきゅうりの規格が約20㎝であることから、その倍ほどの長さになる。まっすぐ生長させるのが難しく、長尺で箱詰めなどが不便などの理由で市場から姿を消したが、きゅうりの醍醐味であるポリポリとした歯切れの良い食感や皮のやわらかさが好まれ、奈良漬け用として契約栽培されている。最近では地産地消やスローフード、伝統野菜をテーマに、奈良県内の飲食店では浅漬けなどにも利用されている。
歴史 明治後期に県内で交配育種された長さ30~40㎝の長型品種。